本制度は、整形外科リハビリテーションに対し本学会の考え方を理解し、建設的に関わることができる人材を育成するために作成した。本学会の様々な活動機会を通して、また、それに積極的に関わることによって蓄えられる知識、技術、指導力を階層的に評価するものである。グレードアップならびにスキルアップは本学会が会員に求めるものであり、同時にそのグレードに相応する責任を期待するものである。
認定グレードの表記について
AAA:整形外科リハビリテーション学会
特別上級指導員(Advanced therapist of orthopaedic rehabilitation)
AA:整形外科リハビリテーション学会
上級指導員(Pre-advanced therapist of orthopaedic rehabilitation)
A:整形外科リハビリテーション学会
認定指導員(Commendable therapist of orthopaedic rehabilitation)
技術認定は5段階とする。各グレードにおける役割と責任を以下に示す。
認定 | 役割と責任 |
AAA |
当学会の発展に尽力できる。 当学会の考え方を踏襲し、かつ独創性を持って触診・評価・治療に関する講義と技術指導とができる。 治療の指導・解説・実演ができる。 独創性・専門性に重きを置くため、講義および技術指導の範疇は限られた部位・領域となることもある。 講演、学会(主題)、シンポジウムなどの司会を適切に行うことができる。 当学会以外の諸団体からの依頼に対し、講演ならびに技術研修会を計画担当することができる。 |
AA |
当学会の考え方を踏襲した触診に関する講義や技術指導が全身にわたってできる。 症例ごとに適切な病態評価ができ、妥当な治療計画が立てられ、理論的に治療できる。 治療に関する技術アシスタントができる。 学術大会の司会を適切に行うことができる。 査読ができる。原稿指導・スライド指導ができる。 |
A |
当学会の考え方を踏襲した触診に関する講義ができる。 全身の触診のアシスタント(技術指導)ができる。 |
B |
当学会の考え方を正しく理解するのに必要な基礎知識を有している。 全身の触診が正しくできる。 |
C | 自ら学ぶ意志を継続して持ち続けることができる。 |